富士通は2015年5月22日、ネットワークビジネスの体制強化を発表した。従来の製品毎の事業体制を見直し、10月1日付けで機能別に再編する。
具体的にはまず、富士通グループに分散しているネットワークビジネスの営業・開発機能を統合するため、富士通テレコムネットワークスと富士通ワイヤレスシステムズを富士通本社に吸収。富士通テレコムネットワークスと富士通ワイヤレスシステムズの製造機能については、新会社「富士通テレコムネットワークス」を設立し、そこに集約する。
富士通のネットワークビジネスの再編イメージ |
再編の背景には、ネットワーク仮想化やIoTの進展などがある。ハードウェア主体のビジネスから、サービス中心のビジネスモデルへの移行が進むなか、機能別の一体運営により効率化を図り、多種多様なニーズに対応する新サービスの創出などを加速していくという。