A10ネットワークスは2026年10月29日、セキュリティソリューションブランド「A10 Defend」によるDDoS攻撃に関する観測レポートを公開した。
同社製品「A10 Defend Threat Control」により、A10のセキュリティリサーチチームがDDoS攻撃の状況を世界規模で観測・追跡。2026年9月21日から10月20日までの観測データをもとに、最新のDDoS攻撃動向について紹介している。
それによると、世界のDDoS攻撃回数は前月の約半数に減少。攻撃対象となった上位5カ国(オランダ、トルコ、ポーランド、米、ベトナム)も、順位は入れ替わったものの前月と同じ国が並んだ。

世界でのDDoS攻撃発生状況
広範囲のIPアドレスに対して分散してトラフィックや攻撃を浴びせるCarpet Bombing(絨毯爆撃)攻撃は、攻撃数は前月とほぼ同水準だったが、地域別では北南米地域で減少し、その他の地域で増加した。
前月と異なる特徴としては、A10が「Portmap」と分類する攻撃が上位に観測されたことを挙げている。Portmapは、ポートマッピングサービスを悪用する攻撃で、こうしたサービスは、悪意ある通信の発信元を隠蔽したり、リフレクション型DDoS攻撃に悪用されたりする可能性があるという。
日本国内で観測されたDDoS攻撃の回数は前月の約2倍に増加し、Carpet Bombing攻撃も大きく増えた。Carpet Bombing攻撃の大半は、特定のクラウドサービス事業者1社とデータセンター事業者1社に集中していた。

標的となった業界トップ10(攻撃回数)
世界全体で上位に観測されたPortmapは、日本では観測されなかった。












