日本での存在感も強まってきた中国の通信機器ベンダー、ZTE(中興通迅)は、モバイルインフラ分野ではWiMAX基地局と、中国でトライアルが始まっているTD-LTE対応の基地局ソリューションを出展した。
まずWiMAXだが、同社のWiMAX基地局はアジアを中心に海外で広い導入実績を持っており、日本でもUQコミュニケーションズが年内に導入を開始するという。ブースでは小型・軽量の一体型のマクロセル基地局「ZXMBW E9230」と、不感地対策や屋内のエリア化に威力を発揮するピコセルタイプの「同E9201」を展示している。
WiMAX基地局装置、右下がピコセル基地局 |
もう1つのTD-LTE基地局装置は大型、中型のリモートラジオヘッドとベースバンドユニットが展示されている。中国のほか、欧州でもオランダのトライアルにも採用実績があるという。
TD-LTE対応基地局装置 |
このほか、PONや光伝送装置、企業向けのネットワーク機器などもあわせて展示されている。端末関連では海外で広く展開しているスマートフォンシリーズ、フェムトセルといったソリューションも展示。日本でも展開中のペットをイメージした応監視カメラ端末、デザイン性を意識した端末なども目を引いた。
デザイン性に優れた端末も展示 |