ワークスタイル変革Day 2014 レポートシスコ石原氏「ワークスタイルに合わせてITを活用し、社員の潜在能力を引き出せ」

コラボレーション関連の新製品・新サービスを今春から今夏にかけて相次いで発表したシスコシステムズ。ネットワークによって様々な人々とクラウド、モノをつなぐことで、「イノベーション=新結合」を引き起こし、新しい価値や新しいビジネスモデルを生み出すための基盤を提供できるという。

「ワークスタイル変革とは、従業員の潜在能力を引き出す働き方や会社風土をつくること」

9月4日に開催されたイベント「ワークスタイル変革Day 2014」の講演で、シスコシステムズの石原洋介氏はこう話した。そして、そのためにはITの活用や人事制度の見直しなどが必要だという。

「ガートナーの予測によると、2028年にはコンピューターを使うという考え方がなくなり、インターフェースはタッチやジェスチャー、音声、スキャンになる。また、オフィスに出勤する必要性は減少してビデオ会議が当たり前になり、サービスの提供元は1企業ではなく、複数企業や団体、組織、個人などが利用するソーシャルネットワークになる」

シスコシステムズ 石原洋介氏
シスコシステムズ コラボレーションアーキテクチャ事業 エバンジェリスト 石原洋介氏。右手に見えるのは、シスコの新しいデスクトップ用のコラボレーションデバイス「DX80」

こうした働き方の変化に対応するため、企業のネットワークはどう変わらなければならないのか――。石原氏によると、まずスマートデバイスやウェアラブルデバイスなどがセキュリティを保ったままつながるアーキテクチャ(構造)が必要になるという。また、複数のクラウドを相互接続していくことも欠かせない。PBXはなくなり、その代わりにネットワーク上で様々なコミュニケーションを提供できる環境が求められる。BYODの採用も一層進み、それに耐えうるネットワークも重要になる。

「こうした要求に対し、シスコはネットワークによって様々な人々とクラウド、モノをつなぐことでイノベーション、言い換えれば“新結合”を引き起こし、新しい価値や新しいビジネスモデルを生み出せるベースを提供したいと考えている」

企業のネットワークに対するシスコのビジョン
企業のネットワークに対するシスコのビジョン

クラウドやスマートデバイス、ビデオ会議をつなぐ「CUCM」

では、シスコが提供するのは、具体的にどういったソリューションなのだろうか――。石原氏は無料通話・メールアプリ「LINE」を例に次のように説明した。

従業員は、個人としてLINEを利用し、その利便性を享受している。一方、業務でLINEを利用することは推奨されておらず、不満を感じている。つまり、個人のIT環境の方が企業よりも進んでおり、会社環境の方が働きにくくなっているのが現状だ。

総務部門や情報システム部門もこの状況は理解しているが、立ちはだかるのは、「ITリテラシーに差があり、すべての社員がLINEのようなツールを使いこなせるわけではない」「投資対効果を証明しにくい」「セキュリティ対策をどう取るべきか」「既存のIT環境との連携も考えないといけない」「人事制度も絡んでくる」といった課題である。

こうした状況を打開するのが、シスコのコラボレーション環境だという。「Cisco Unified Communications Manager(CUCM)」を中心に、クラウドやスマートデバイス、ビデオ会議などをつなぐことができると石原氏は説明した。

Cisco Unified Communications Manager(CUCM)が中核を担うシスコのコラボレーションソリューション
Cisco Unified Communications Manager(CUCM)が中核を担うシスコのコラボレーションソリューション

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