iBeaconやウェアラブルで沸騰!Bluetoothの最有望マーケットとは?

iBeaconやウェアラブルデバイスでの活用などで、改めて脚光を浴びる近距離無線技術の「Bluetooth」。その推進団体であるBluetooth SIGは2014年8月22日に記者会見を開催。グローバルインダストリー&ブランドマーケティングディレクターのエレット・クローター氏が、Bluetoothの現状と今後について説明した。

最も成長するのはスマートホーム、ビーコン市場も年率106%成長

このようにBluetoothはさらに普及していくわけだが、これに伴い、どんな新市場が生まれていくのだろうか。クローター氏がまず言及したのは、iBeaconなどビーコンとしての活用だ。小売でのO2Oや、屋内ナビゲーションなどの用途で急成長しており、2018年までの年平均成長率は106%と予想されているという。

Bluetooth Smart市場の分野別成長率
Bluetooth Smart市場の分野別成長率

そして、Bluetooth Smart関連市場で、最も成長率が高いのはスマートホーム。Bluetoothを介して、エアコンや照明などの制御を行うというものだ。クローター氏によれば今後、Bluetoothはテレビにも搭載されていき、テレビがスマートホームのハブの役割を担っていくという。

家庭内の様々な機器をBluetoothで接続していくには、通信距離や接続可能数などの課題もあるが、その解決策としてメッシュ技術の標準化も視野に入っている。すでにCSR社が「CSR mesh」というBluetoothでメッシュネットワークを実現する独自技術を開発済み。「このCSR meshをコントリビュートするという話がCSR社からあった。CSRのインプリが標準化されるかどうかは約束できないが、Bluetooth SIGではメッシュ技術を標準化して採用していく考えだ」という。

ウェアラブルとスマートホーム分野でのBluetoothと他規格の比較
ウェアラブルとスマートホーム分野でのBluetoothと他規格の比較

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