一般企業向け無線LAN機器は51.8%増、その一方で公衆無線LAN向けは大幅減

IDC Japanは2014年6月19日、国内企業向け無線LAN機器市場について発表した。

これによると、官公庁や教育を含む一般企業向けの2013年の売上額は、前年比51.8%増の190億9200万円だった。無線LANが特別なものではなくなり、企業ネットワークの主要技術としての地位を確立しようとしていることが窺えるという。一方、公衆無線LANサービス向けの売上額は、通信事業者の設置需要が一巡したことから、前年比47.4%減と大幅なマイナスとなった。

ベンダー別のシェアについては、シスコシステムズが大企業を中心に高い競争力を発揮し、2位以下とのシェアの差を広げた。その一方で、アルバネットワークスとラッカスワイヤレスは、通信事業者の投資一巡の影響からシェアを下げたという。

今後の企業向け無線LAN機器市場は、徐々に市場拡大の勢いが落ち着いていくものの、2013~2018年の年間平均成長率は5.3%と、成長が継続する見通し。一般企業向けは企業内における無線LAN活用の拡大、公衆無線LAN向けはIEEE802.11ac対応とLTEのスモールセル戦略が成長のカギを握るという。

国内企業向け無線LAN機器市場 導入先別 エンドユーザー売上額予測
国内企業向け無線LAN機器市場 導入先別 エンドユーザー売上額予測

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