NTTドコモは2014年5月27日、ネットワーク仮想化(NFV)の実証実験に成功したと発表した。実験はアルカテル・ルーセント、シスコシステムズ、NECと実施した。
今回の実証実験では、LTEのデータ通信機能を担うEPCを仮想化した。EPCは従来、専用ハードウェア上で動作していたが、仮想化レイヤが搭載された汎用ハードウェア上で動作させた。これにより、データ通信量に応じて柔軟に処理能力を増やしたり、ハードウェアが故障した際に短時間で自動的に別のハードウェアに切り替えることが容易になる。
ドコモは今後、アルカテル・ルーセント、シスコ、NECの3社以外のベンダーとも協力しながら、2015年度のNFVの商用化を目指すとしている。
NFV実証実験の概要 |