NTTドコモが新料金プランを発表――国内初の音声定額制を導入

NTTドコモは2014年4月10日、新料金プランおよび割引サービス「カケホーダイ&パケあえる」を6月1日より開始すると発表した。

NTTドコモの加藤薫社長

「カケホーダイ」は、国内通話であればドコモ同士だけでなく他社や固定電話あてでも通話時間や回数に関係なく月額2700円(フィーチャーフォンは2200円)で利用できる音声定額サービス。また、「パケあえる」は、最大10人までの家族でデータ量を分け合うもので、「シェアパック10」(10GB)は月額9500円、「同15」(15GB)は同1万2500円など。1人で複数端末をシェアすることも可能で、この場合は同3500円の「データSパック」(2GB)と同5000円の「データMパック」(5GB)から選べる。いずれのプランも国内初だという。

このほか、利用年数に応じて割り引く「ずっと割」と、25歳以下は月額500円が割り引かれるとともにボーナスパケットとして毎月1GBが追加される「U25応援割」の4本柱で構成される。

新料金プランは4つの柱で構成される

新たな料金プランは「ライフステージに合わせて、長くおトクにお使いいただける料金」をコンセプトとしている。加藤薫社長は導入の背景について「MNP競争が激化する中で、長期間ドコモを利用しているメリット、FOMAにあるような無料通話分を含む料金プラン、複数の端末を効率的に使いたいという3つのニーズがお客様から寄せられている。利用形態の変化やこうしたニーズに対応した」と語った。

家族内で最長利用年数に合わせて割り引かれる

合わせて、法人向けにも料金プランおよび割引サービスを提供する。個人向けプランと同様の「データSパック」から、最大3000GBを1000回線で使える「ビジネスシェアパック3000」(月額190万円)まで21種類のプランから選択できる。

なお、従来の「Xi」向け料金プランは8月末で新規の受け付けを終了する。また、LTEによる音声通話サービス「VoLTE」については、今夏に開始する計画だという。

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