NTTドコモは2026年3月3日、スペイン・バルセロナで開催される「MWC Barcelona 2026」に展示する4つの取り組みを発表した。
1つめは、AWS上に構築した5Gコアネットワーク(5GC)で、2月26日より商用展開を開始した。
NTTドコモでは、LTEコアネットワーク(EPC)と5G基地局で構成されたNSA(Non Stand Alone)方式で5Gをスタートさせたが、「真の5Gとも言える5G SA(Stand Alone)の展開には5GCが不可欠。また今後は、高い可用性と柔軟性を持つパブリッククラウドに5GCを構築することが重要になる」(説明員)と考え、商用展開に踏み切ったとのこと。
具体的には、オンプレミスの仮想化基盤とAWS上に5GCを構築する冗長構成を取る。これにより、オンプレ側の5GCが不通になった場合でも、AWS側をDRサイト(代替拠点)として機能させることでサービスを継続できるようになったという。

自社基盤とAWC上に5GCを構築
また、NTTドコモとNTTドコモビジネスは、AIエージェントとGitOpsを活用して5GCを自動設計・構築する実証に成功した。従来の5GCの設計・構築には、「100以上のドキュメントを参照しなければならず、数多くの複雑な設定ファイルの作成・修正も必要。そこに多くの人手と期間がかかっていた」(説明員)が、この課題を解決する。
具体的には、AIエージェントがコンフィグ値の設計や設定ファイルを作成し、GitOpsへ連携。AIエージェントが生成した設定ファイルを用いてAWS上に5GCを自動構築できることを確認した。なおGitOpsとは、システムの構成や設定をコードとしてGit(ソースコードなどのファイル変更履歴を管理するシステム)で一元管理し、その内容を自動的に本番環境へ反映・同期させる運用手法を指す。
説明員によれば、AIエージェントとGitOpsを活用することで、5GCの設計から構築までにかかるリードタイムを約80%短縮可能だという。











