クラウディアンは2014年1月21日、オブジェクトストレージ製品「Cloudian」がNTT東日本に採用されたと発表した。NTT東日本はフレッツ光契約者向けのオンラインストレージサービス「フレッツ・あずけ~る」のストレージ基盤としてCloudianを導入した。
Cloudianは、専用ストレージ装置ではなく、汎用サーバーをハードウェアに利用するオブジェクトストレージ製品。Amazon S3 APIに完全準拠している点も大きな特徴で、NTTコミュニケーションズやニフティの商用クラウドストレージサービスなどに採用されているほか、汎用サーバー2台からの小規模スタートも行えるという。
クラウディアン 代表取締役の太田洋氏は今回の発表にあたって、「最近ではCloudianのような大規模WebサービスのIT技術、いわゆる『WebスケールITやクラウドスケールIT』への関心が高まっている。今後、あらゆる分野で従来のストレージ技術が想定してきた規模感を大きく超えるデータ量を迅速に処理することが求められることになる。CloudianはプライベートクラウドやエンタープライズITを含む様々な利用シーンで活用されることになると期待している」とコメントしている。