住信SBIが「ドコモSMTBネット銀行」に社名変更 ドコモ前田社長「金融事業の売上を倍増」

NTTドコモが今年10月に連結子会社化した住信SBIネット銀行が、2026年8月付で「ドコモSMTBネット銀行」に社名変更する。ドコモの前田社長は、「三井住友信託銀行とNTTドコモが一丸となって経営にコミットし、住信SBIネット銀行のさらなる成長を目指す」と意気込み、ドコモの金融事業の売上を倍増させる方針を示した。

AI銀行サービス「NEOBANK ai」を提供開始へ

さらに住信SBIネット銀行は、AI銀行サービス「NEOBANK ai」のベータ版を2026年2月に提供開始する予定だ。

円山氏によれば、音声や画像で銀行取引を行える点がNEOBANK aiの最大の特徴だ。例えば、「〇〇さんに3000円振り込んで」と音声で指示するだけで振込を実行できるほか、レシートの画像を送信することで、各自の負担額の算出や送金状況の管理などが可能になるという。

NEOBANK aiの利用シーン(イメージ)

将来的には、ChatGPTやGemini上での金融取引や、アプリ・デバイスフリーで金融サービスを利用できる世界を目指したいと円山氏は意気込んだ。

ドコモと三井住友信託銀行の連携も強化

ドコモと三井住友信託銀行も、サービス面での連携を進める。具体的には、三井住友信託銀行の資産管理アプリ「スマートライフデザイナー」でポイントを貯められる「Smart Life Designerポイントプログラム」を、2026年1月13日より開始する。貯まったポイントはdポイントに交換可能だ。個人株主向けアプリ「株主パスポート」でも、獲得したポイントをdポイントに交換できる仕組みを検討中だという。

また、Smart Life Designerポイントプログラムの開始日から、ドコモとの業務提携を記念して、定期預金の優遇金利やポイント進呈を行う新たなキャンペーンも実施する予定だ。

三井住友信託銀行のサービスで貯めたポイントを、dポイントに交換可能になる

さらに、ドコモのデジタル技術を活用した資産管理・継承サービスの高度化や、NTTグループのアセットを生かした新たな金融商品の共同開発に取り組む方針も明らかにした。

新たな資産管理・継承サービス、金融商品の開発にも着手

前田氏は、三井住友信託銀行や住信SBIネット銀行との連携強化を通じ、「2030年までにドコモの金融事業の売上を倍にしたい」と意気込んだ。

RELATED ARTICLE関連記事

SPECIAL TOPICスペシャルトピック

スペシャルトピック一覧

NEW ARTICLES新着記事

記事一覧

FEATURE特集

WHITE PAPERホワイトペーパー

ホワイトペーパー一覧
×
無料会員登録

無料会員登録をすると、本サイトのすべての記事を閲覧いただけます。
また、最新記事やイベント・セミナーの情報など、ビジネスに役立つ情報を掲載したメールマガジンをお届けいたします。