NTTコミュニケーションズは2013年12月11日、全日本空輸(ANA)が同社のクラウド型ユニファイドコミュニケーションサービス(UC)「Arcstar UCaaS」を導入すると発表した。ANAグループの全世界の拠点、空港内オフィス、さらに拠点外から利用する音声基盤を、Arcstar UCaaSなどを活用して構築する。
ANAが今回、構築する新音声基盤は、拠点内外のIP電話やスマートフォンから利用でき、携帯端末からもセキュアに閲覧できるというクラウド上に保管される電話帳機能、MDM機能なども備える。また、拠点ごとに保有しているPBXをクラウドサービスに転換すると同時に、グローバル拠点間データ網に音声データも載せることで、大幅なコスト削減も実現するという。
ANA 上席執行役員 業務プロセス改革室長 幸重孝典氏は、「グローバル・ユニファイド・コミュニケーション提供事業者として、NTT Comのグローバルインフラ環境、高い運用能力などの実績を評価した。また、ICTコストの変動費化と、柔軟に最新機能に拡張できるNTT Comのクラウドサービスは、『働き方改革』を加速するICT基盤にふさわしいと考えている」とコメントしている。
ANAの新音声基盤イメージ |