豪モースマイクロは2025年9月24日、Wi-Fi HaLow対応ゲートウェイの新製品「HaLowLink 2」を発表した。
モースマイクロのWi-Fi HaLow対応ゲートウェイ「HaLowLink 2」
同社のWi-Fi HaLow SoC「MM8108」(参考記事)の量産開始に合わせて発表された。2025年2月に発売された「HaLowLink 1」(参考記事)の後継機となる同機では、中核チップをMM6108からMM8108へ刷新し、性能と使いやすさを大幅に高めたという。
MM8108は256QAM変調方式と26dBm内蔵パワーアンプを備え、長距離通信において最大43Mbpsのスループットを実現する。これにより、広域IoTや産業用途に適した通信環境を構築できるとしている。
HaLowLink 2はWi-Fi HaLowネットワークの評価、プロトタイピング、導入を容易にするリファレンスデザインとして位置づけられており、ルーター、アクセスポイント、エクステンダーの機能を兼ね備える。さらに、2台を組み合わせることで2.4GHz帯Wi-Fiの通信範囲を拡張でき、Wi-Fi HaLow非対応デバイスにも高い接続性を提供するとしている。
一般提供は2026年第1四半期を予定。日本のほか、米国、EU、英国、カナダ、オーストラリアで販売される。