MM総研の調査によれば、2012年度の携帯電話出荷台数は前年を4.5%下回る4080万台になる見通しであることが分かった。携帯電話事業者による在庫調整により、下期のスマートフォン出荷台数が伸び悩んだという。2012年度のスマートフォン出荷台数は前年比19.9%増の2898万台で、全体の71.0%を占めている。
2013年度の総出荷台数は4140万台と予測されており、その後も4100~4300万台規模で推移するという。2013年度のスマートフォンについては3160万台で、台数比率は76.3%。2014年度には台数比率が8割を超える見込みとなっている。
このように出荷台数では完全にフィーチャーフォンを上回っているスマートフォンだが、契約数ベースではまだまだフィーチャーフォンユーザーのほうが多い。MM総研によると、2013年3月末でのスマートフォンの契約数は4337万件なのに対し、フィーチャーフォンは7324万件。しかし、スマートフォンへのシフトは今後も続くことから、2014年度中にはスマートフォンの契約数が過半数に達すると予測している。