中国ファーウェイは2013年2月14日(現地時間)、通信事業者の次世代ネットワークアーキテクチャに関するビジョン「SoftCOM」を発表した。同ビジョンは、SDN(Software Defined Network)の活用により、通信事業者の競争力向上と投資収益の最適化に貢献することを目指したもので、以下の4つの方針に基づいているという。
1. 機器レベルのクラウド化: ハードウェアとソフトウェアの分離
2. ネットワークレベルのクラウド化: データ転送機能と管理機能の分離
3. 通信ITのクラウド化: 従来型ITインフラのクラウド型インフラへの変換
4. インターネット指向の運営: テレコム・ベースからインターネット・ベースのシステムへの変換
また、ファーウェイは同時に、通信事業者がTCOを削減して新たなビジネスモデルを生み出すための戦略として、「より深く、よりオープンに(Dig In, Widen Out)」も発表した。こちらもSDNやネットワーク仮想化などによるTCOの大幅削減を目指す戦略となっており、ファーウェイがSDNへの取り組みを強化していることが窺える。