米モトローラのネットワークス部門は2010年6月17日(オランダ時間)、WiMAX Evolution – Single RANソリューションを発表した。これは、現行のモバイルWiMAX(802.16e/高度化802.16e)の後継技術であるWiMAX 2(802.16m)、あるいはTDD版のLTEであるTD-LTEにアップグレードできるソリューション。また、既存のWiMAX網にLTEを追加することもできるという。
同ソリューションではさまざまな移行シナリオにおいて、基地局の大半、およびIP/MPLSコア、バックホール、および機器管理などの主要なネットワーク構成要素の最大100%までを再利用できるという。そのため、通信事業者は、4Gへの移行をより容易に行えるとのこと。また、モトローラのWiMAXアクセスポイントはWiMAX 2、TD-LTE、FDD LTE、またはLTE-Advancedに容易にアップグレードできるとしている。
「モトローラのWiMAX Evolution – Single RANソリューションはWiMAX 802.16mまたはLTEへの移行を可能にし、それによってコストを削減するとともに、4Gの成長に対応するための最善の手段を提供する」と同社ネットワークス部門プロダクトマネジメント担当バイスプレジデントのフレッド・ギャバード氏は述べている。