NTTは2025年1月27日、大阪・関西万博において、IOWNを活用した「ふれあう伝話」を設置すると発表した。
ふれあう伝話とは、音や映像に加え、触覚・振動を送り合うことができるコミュニケーションメディアで、離れた人の存在を感じられるような体験が可能だという。
具体的には、昨年12月に提供を開始した「All-Photonics Connect powered by IOWN」を活用し、日本館事務局と関西国際空港の万博特設ブースを接続し、それぞれの場所にふれあう伝話を設置する。関西空港に降り立つ海外からの来訪者と日本館の来場者が、ふれあう伝話を通じて世界各国の言葉で挨拶し、映像が映るモニターの両脇にある丸い手のマークにハイタッチをすることで、初めて会った人同士の「つながる」コミュニケーションを創造するとしている。
また、APN(オールフォトニクス・ネットワーク)を活用し、NTTパビリオンといのち動的平衡館を接続し、それぞれの場所にふれあう伝話を設置する。NTTパビリオンといのち動的平衡館に訪れた来場者同士が、映像が映るモニター前に置かれたテーブルにふれることで、それぞれのふれる感覚を伝え合うことができるという。さらにNTTパビリオンでは、聴診器型のデバイスから自分の鼓動を一緒に送ることも可能とのことだ。