NTTタウンページとTISインテックグループのアグレックスは2025年1月16日、企業の顧客データの課題解決を目的とするサービス「タウンページデータクレンジング」の提供を開始すると発表した。
「タウンページデータクレンジング」の実施イメージ
企業のデータドリブン経営やマーケティングの実現に向け、CDP(カスタマーデータプラットフォーム)の構築やデータ整備の需要が高まっている。その一方で、企業のデータ管理においては情報登録時の表記ゆれや重複、データ内容の不備、最新化への対応など、多くの課題がある。
そこで同サービスでは、データクレンジング・名寄せ、顧客データ拡充、当該顧客データの実在確認の3つを、企業の要望に応じて組み合わせて提供する。
データクレンジング・名寄せでは、アグレックスの高精度な技術によって、企業の目的や改善要望に合わせた適切な処理を行い、データの表記ゆれや重複を解消するという。データの状態を調査・分析するプロファイリングを事前に行い、企業の目的や要望に応じて細かくチューニングする「オーダーメイドプラン」と、あらかじめ決められた定型ルールによって短納期かつ低価格で実施する「定型クレンジングプラン」の2つのプランを用意する。
顧客データの拡充については、国内最大級とされる約560万件のデータ量を保持するタウンページデータベースを活用する。企業が保有する顧客データの不備(電話番号や住所、業種情報など)に対する補完や、企業が保有していないホワイトスペースや属性情報(売上高や従業員数など)の付加を行い、顧客データの拡充を図るとしている。
また、当該顧客データの実在確認は電話番号によって行い、企業が保有する顧客データを適正化するという。
サービスはNTTタウンページから提供される。提供料金は、企業のデータ量やサービスメニューの組み合わせ等により異なるという。