Google Cloudは2025年1月15日（米国時間）、Google WorkspaceのBusinessプランとEnterpriseプランに、Google AIの複数機能を組み込むことを決定したと発表した。上記2プランのユーザーは追加購入の必要なく、最先端の生成AI機能を利用できるとしている。

Business / Enterpriseプランのユーザーが利用できる

Google Workspace Businessのユーザー向けには同日より、そして、Google Workspace Enterpriseのユーザー向けには同月中に、次のAI機能を提供開始する。

1つは、Gmail、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Meet、Chat、Google Vids等でのAIアシスタンス。Geminiを使用してメール、チャット、ファイルの要約、下書き、情報検索がを行える。また、Geminiを使ってプロフェッショナルなドキュメント、スライド、スプレッドシート、動画をゼロから作成可能だ。会議メモの作成、音声や動画の質の向上、遅れて参加した場合の情報提供などにより、会議の質向上にも貢献するという。

2つめは、Gemini Advanced との会話。ノートPCやモバイルデバイス上のGeminiアプリによって、学習、ブレインストーミング、計画をすぐに開始できる。Gemini Advanced は、コーディング、調査、データ分析などの複雑なプロジェクトにも役立ち、Gem（Geminiをカスタマイズして作成するチャットボット）の作成が可能だ。

3つめは、AI搭載のメモ作成オンラインツールであるNotebookLM Plusだ。これを活用することで、各種ソースをアップロードして分析情報や音声概要を瞬時に入手し、カスタマイズしたノートブックをチームと共有して理解やオンボーディングを促進できるとしている。

このAI機能統合により、各エディションの料金が改定されている（料金設定と利用可能な機能については、ヘルプセンターを参照）。この料金は、新規ユーザーには2025年1月16日から適用される。既存ユーザーについては、2025年3月17日または年間/定期プラン更新日のいずれか遅いほうの日に、サブスクリプションの月額料金が更新される。