【霧島酒造】 クラウドへの移行を機にiPhone導入! 情報共有スピードを飛躍的に向上させた老舗焼酎メーカー

「黒霧島」などで著名な焼酎メーカーの霧島酒造は、iPhoneとクラウドで業務効率の向上を実現した。同社は、グループウェアや営業日報システムをKDDIのクラウド上に移行。さらに営業マンを中心にiPhoneを配布し、出張先などから日報システム等を利用できる環境を構築している。

黒麹仕込みの芋焼酎「黒霧島」で知られる霧島酒造は、1916年(大正5年)から宮崎県都城市で本格焼酎の製造を手掛けている老舗の酒造メーカーだ。1998年発売の「黒霧島」を主力商品に販路を全国に広げ、本格焼酎では全国第2位の位置にある(帝国データバンク調べ)。

霧島酒造本社工場
霧島酒造本社工場

持ち出し禁止のノートPCを代替

霧島酒造は2011年10月から、出張や外出の多い営業と企画部門の社員を対象にKDDIの「iPhone 4S(以下iPhone)」の導入を開始、今年10月時点で30台を利用している。導入の狙いは、iPhoneをメールや電話の手段としてだけなく、社内システムのクライアントとして活用することにある。現在、営業日報とグループウェアの2つのシステムがiPhoneから利用可能となっている。

情報共有の要となるグループウェア
情報共有の要となるグループウェアがiPhoneから利用可能に

同社ではセキュリティ対策上、ノートPCの社外持ち出しを禁止している。そのため、営業部門の社員は、営業活動の状況や客先を回って得た情報を拠点に戻ってから営業日報システムに入力する必要があった。だが、全国に商品を展開する霧島酒造では営業社員は数日かけて複数の県の得意先を回るケースが少なくない。この場合、情報を一旦ノートなどにメモし、営業拠点に戻った際にまとめて入力するが、社員の負担が大きくなることや、情報の集約にタイムラグが生じることが課題となっていた。

iPhoneから営業日報システムにアクセスできるようになったたことで、顧客情報が早いタイミングでシステムに入力されるようになり、業務の効率化や判断の迅速化にもつながっている。

もう1つ、iPhoneで利用できるシステムがグループウェアだ。霧島酒造では、スケジュール管理や社内の情報共有をグループウェア上で行っているため、外出先でもシステムにアクセスできないと業務に支障をきたすことになる。

そこで会社支給の携帯電話でグループウェアを利用できるシステムは以前から導入されていたが、表示できる情報量が少ないことや機能・操作性に制約があることから必ずしも好評ではなく、会社に電話をかけてスケジュールの確認や情報の入力を行う社員も多かったという。それがiPhone導入により、問題は一気に解消した。PCと同等の情報を閲覧できるようになったのに加え、グループウェアの機能をフルに活用できるようになったからだ。

霧島酒造でマーケティングや広告宣伝などを担当する企画室の高橋太輔氏は、「iPhoneを活用し始めてから情報共有のスピードがもの凄く早くなった」と語る。

霧島酒造 企画室 高橋太輔氏
霧島酒造 企画室 高橋太輔氏

さらに高橋氏がiPhoneの大きな利点として挙げるのが、iPhoneをPC代わりにも使えること。出先でもある程度の仕事がこなせるようになったそうだ。「メールに添付された広告原稿を外出先で確認することがあるが、拡大が可能なので細部までチェックできる。非常に重宝している」

iPhone上で広告原稿のチェックも可能
iPhone上で広告原稿のチェックも可能

この他にも交通機関の時刻の検索や企業情報をチェックなど、様々な用途でiPhoneは利用されている。

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