IDC Japanは2012年10月23日、国内コラボレーティブソリューション市場 企業ユーザー利用動向調査結果を発表した。
今回の発表のポイントは、調査結果を踏まえて、企業内ソーシャルネットワーキングシステム(企業内SNS)について「今後数年で48.0%の企業が利用を開始する」と分析していること。また、FacebookやTwitterなどパブリックなソーシャルメディアの企業での利用率36.9%よりは遅れているものの、すでに企業内SNSの利用率は27.7%となっていることが今回の調査で分かった。
一方、企業内SNSを導入しない理由としては「利用目的が不明確」とする企業が70%近くに達しており、IDC Japan ソフトウェア&セキュリティグループ リサーチマネージャーの眞鍋敬氏は「コラボレーティブソリューションベンダーおよび販売チャネルは、SaaS/ビデオ会議/Web会議/モバイルシステム連携などの成長市場へのリソースシフト、および利用目的や費用対効果を明確にしたエンタープライズソーシャルソフトウェアのマーケティング推進を行うことが同市場成長の要因になる」とコメントしている。
企業内ソーシャルネットワーキングシステムの利用動向 |