5G関連のオープンソースプロジェクト
通信ネットワーク業界においても、OSSを活用することは今や珍しくなくなった。
その波は、ソフトウェア化とクラウド化を前提に標準仕様が策定された5Gも例外ではない。近年、基地局(RAN)、コアネットワーク(5GC)の機能を開発するOSSプロジェクトが次々と立ち上がっている(図表1)。
図表1 主な4G/5G RANとコアネットワーク(CN)のオープンソースソフトウェア
5GのOSSプロジェクトの主体は学術研究機関や業界団体が多く、通信事業者向け製品等の研究開発や検証に使われるケースが大半だ。しかし最近では、低コストに導入・活用できる、カスタマイズが容易で迅速に新機能が実装できるといったOSSの利点をローカル5Gシステムに活かそうとする動きが出てきている。