楽天モバイルがチャット形式のAIサービス、「パーソナルコンシェルジュ」を目指す

楽天モバイルがコミュニケーションアプリ「Rakuten Link」を刷新、生成AIによるチャットサービス「Rakuten Link AI」を新たに搭載する。ChatGPTのように、質問をすると文章形式で回答するというものだ。将来的には楽天グループのサービスと連携し、「パーソナルコンシェルジュ」となることを目指している。

楽天モバイルは2024年10月31日に記者会見を開催し、チャット形式のAIサービス「Rakuten Link AI」を提供開始すると発表した。

楽天モバイルの三木谷浩史会長
楽天モバイルの三木谷浩史会長

Rakuten Link AIは、コミュニケーションアプリ「Rakuten Link」に搭載され、「Rakuten最強プラン」の契約者は無料で利用することができる。Android版は順次、提供開始しており、iOS版は近日提供する予定だ。

Android版から順次、提供している

Android版から順次、提供している

Rakuten Link AIは、Rakuten Linkアプリのホームにあるアイコンをタップし、質問を入力すると文章で回答してくれる。回答には、楽天グループのサービスや楽天モバイル、「Rakuten Link」アプリに関するよくある質問から得られた独自のデータベースを活用し、楽天モバイルならではの情報を提供するが、3つの特徴があるという。

「Rakuten Link」にあるアイコンをタップすると利用できる

「Rakuten Link」にあるアイコンをタップすると利用できる

1つめが、気になったことや知りたいことを教えてくれる「探求」だ。

説明会のデモでは、「楽天モバイルが携帯市場の民主化って言ってたんだけど、どういう意味?今までの会社と何が違うのか簡潔に教えて」と質問したところ、他の携帯電話事業者との違いとして、低価格やシンプルな料金プラン、無制限データなどを挙げていた。

2つめが、思いつかなかったようなアイデアを生み出す「創造」だ。

例えば、「長野県産のりんごを楽天市場で売りたい。大ヒットしそうなキャッチフレーズを5個考えて」と問いかけると、「長野の大地が生んだ、甘さとシャキッと感の極み!」など5種類のキャッチフレーズを短時間で提案する。

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