インターネットイニシアティブ(IIJ)は2024年9月26日、主に工場やプラントなどにある設備を制御・運用するOT(Operational Technology)システムのアプリケーションへの安全なリモートアクセスを可能にするゼロトラストソリューション「IIJ Safous Industrial SRA」を提供開始した。月額35万円(税別、10ユーザーライセンスを含む)から利用できる。
同社は2021年よりITネットワーク向けに、アプリケーション単位への「特権リモートアクセス」を可能にするゼロトラストセキュリティサービス「IIJ Safous」を提供している。同サービスが持つZTA(ゼロトラストアクセス)、高度なアクセスコントロール、監査・ロギングの3つの機能を製造業/OT環境においても使用できるソリューションとしてIIJ Safous Industrial SRAを開発した。
ソリューション提供イメージ
本ソリューションでは、IIJ Safousにおいて世界の主要地域で提供しているアクセスポイントをベースに、顧客企業のOTシステム向け専用アクセスポイントを開発。論理的にインターネットから隔離されたネットワークを通ってOTシステムにアクセスすることができる。
アクセスするユーザーの認証・認可や高度な権限管理、操作ログの記録などは、管理者用プラットフォームで適切に一元管理が可能。また、産業システムに特化したセキュアリモートアクセス(SRA)として、OTリモートメンテナンスのセキュリティ強化を容易かつ迅速に実現するという。