NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とNTT Sports Xは2024年9月11日、NTT Sports Xが管理するラグビー場「浦安Dパーク」において、複数メーカーの自動走行ロボットと自動走行ロボット管制サービス「RobiCo」を導入し、施設管理・運営を行う取り組みを開始すると発表した。
具体的には、屋外で定期的・高頻度で実施する必要があるために施設管理者の負荷が大きかったスポーツ施設内の巡回業務へロボットを活用。門の開閉確認・フィールド内の残置物のチェック・競技用設備(フィールド内の土壌センサー)の点検などの複数の施設管理業務を1台のロボットで行うという。
ロボットによる施設管理業務代替のイメージ
また、ユースケースに合わせて複数メーカーのロボットを活用する。具体的には、利用者へのドリンクサーブなどを行うシーンで活用することを想定しているという。
ロボットによるスタジアム運営業務代替のイメージ
今後は、浦安Dパークをロボットの社会実装に向け必要な取り組みを複合的に実現できる場として位置づけ、ロボットの走行や運用テストなどを行えるテストフィールドとして、ロボットメーカー等のパートナー向けのコンテンツも整備する予定だ。
また、NTT Comが2024年7月に加盟した一般社団法人ロボットデリバリー協会を通じて複数のロボットメーカーや関連企業などとの連携を進めることで、より幅広いユースケースの創出に取り組んでいくとしている。