センチュリー・システムズは2010年6月8日、同社の企業向けVPNルーター「NXRシリーズ」の最上位モデル「FutureNet NXR-1200」を発表した。価格は79万8000円(税別)で、6月11日から出荷を開始する。
FutureNet NXR-1200 |
NXR-1200は、同社の中小規模拠点向けVPNルーター「FutureNet NXR-120/C」「FutureNet NXR-130/C」のセンタールーターとしてラインナップされたものだ。冗長化機能をはじめ、ルーティングプロトコル、セキュリティ設定、運用設定で高い相互運用性を備える。さらに、センター装置向けに高性能化、最適化されており、FutureNet NXRシリーズで提供するすべての機能をフルに活用できる。
1Uラックマウントサイズの筐体に、ギガビット対応のインタフェースを4ポート備え、ワイヤレートのフォワーディング性能を提供。IPsecによるレイヤ3のVPN機能に加え、レイヤ2ソリューション向けにL2TPv3ベースで実現したトンネリング機能をサポートしている。これにより、複雑なネットワーク設計が不要で、運用管理の負担が削減できる。
なお同社では、NTT東日本/西日本が提供する「フレッツ光ネクスト」と、同サービスを利用した低コスト型のIP-VPNサービス「フレッツ・VPNワイド」で利用できることを確認している。