Video Communicationsは2024年8月5日（米国時間）、AIによるドキュメント作成や共同編集が可能な「Zoom Docs」の提供を開始した。追加費用なしで利用可能なZoomの生成AIアシスタント「Zoom AI Companion」を搭載しており、Zoom Workplace全体で生産性向上とシームレスなコラボレーションを促進するとしている。

Zoom Docsは生成AIを組み込んだ初のZoom Workplace製品であり、Zoom Meetings内での情報を実用的なドキュメントやナレッジベースに簡単に変換できる。Zoom Workplace の有料ライセンスに追加費用なしで含まれる。

機能としては、AI Companionが作成したミーティングの要約を編集可能なドキュメントに変換。1 on 1ミーティングやブレイン ストーミング、プロジェクトの最新情報、ディスカッション、Q&Aといった複数のテンプレートを使うことで、メモを取る時間や共有ドキュメントを編集する時間を節約できる。

AI Companionは会議記録に基づいてコンテンツを生成する。カスタムまたはプリセットのコマンドやクエリを使用して、コンテンツの追加作成や修正を実行。また、コンテンツの修正や要約、トーンやスタイルの変更、文法やスペルミスの検出に加えて、多言語チームのためにコンテンツを日本語を含む9言語に翻訳する。

Zoom Docsからミーティングを開始したり、会議中にドキュメントの作成、共有、共同編集を行うことも可能だ。会議の出席者は、会議ウィンドウを離れることなくリアルタイムで発表者と一緒にドキュメントを確認し、共同編集し、コメントすることができる。