NTT Com、北海道の地域課題を解決する「HOKKAIDO IOWN CAMPUS」を発表

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2024年8月1日、北海道を起点とし、さまざまな産業や地域課題を解決する事業コンセプト「HOKKAIDO IOWN CAMPUS」を発表した。産業振興×まちづくりにIOWNを活用し、半導体産業をはじめとする産業の課題を解決し、北海道の地方創生に貢献していくという。

HOKKAIDO IOWN CAMPUSは、最先端の半導体製造を支える「半導体産業クラスタ」、各企業と共にIOWNを活用した技術検証を行いながら社会実装を目指す「IOWN産業クラスタ」、半導体/ICT領域の人材育成を目的とした産官学連携による「学術機関クラスタ」の3つで構成される。詳細は以下の通り。

①半導体産業クラスタ
最先端半導体の設計・開発・製造における、サプライチェーン企業による新たなエコシステムの形成と最先端の半導体産業に関する研究開発に伴う産業を集積する。半導体産業において、IOWN技術を活用したプラットフォーム上で、大容量でセキュアなデータ流通を実現するとともに、さまざまなアプリケーションを動作させ、サーバー台数の削減、消費電力の削減などを目指す。

②IOWN産業クラスタ
IOWNを活用したユースケースの創出を目的に、IOWN技術関連企業、スタートアップ企業、学術機関を含めたIOWN産業を集積する。自動運転バス、除雪作業の効率化、CO2可視化によるカーボンニュートラルへの貢献など、IOWNを活用した次世代の街づくりに取り組む。

③学術機関クラスタ
北海道を起点として半導体/ICT領域の高度人材を育成・供給するためにNTT Comをはじめ、企業や大学などの学術機関などを集積する。大学へのDX講義などを通じて半導体/ICT領域の人材の育成に取り組む。

なお、HOKKAIDO IOWN CAMPUS実現に向けた足掛かりとして、今年7月1日より、NTT ComとNTTイノベーティブデバイスは千歳市に拠点となる事務所を開設。この拠点から、上記クラスタの取り組みを推進していくとしている。

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