オープンソースベースの5G基地局「OAIBOX」 構造計画研究所が国内販売を開始

構造計画研究所は2024年6月28日、ポルトガルのAllbesmart LDAが開発したオープンソースソフトウェアベースの5G基地局「OAIBOX」の発売を発表した。国内独占販売契約を締結し、国内で初めて販売を開始する。

オープンソースベスの5G基地局をパッケージで提供

OAIBOXは、実験・研究用のオープンソース5G基地局をオールインワンパッケージで提供するサービスだ。

ベースとなるのは、「OpenAirInterface(OAI)」というオープンソースソフトウェアで、これを実装したPCにソフトウェア無線機などの無線デバイスを接続することで、有線ケーブル上で5G信号の通信が可能になる。さらにアンテナを具備することで5G無線通信を実現できる。

ただし、実際にOAIを実装するためには、安定した動作環境を構築するための技術的なハードルが高いという課題があった。OAIBOXは、OAIベースの5G通信環境をオールインワンパッケージで提供するプラットフォームであり、面倒な環境設定やチューニングの必要がなく、導入後すぐに安定した5G基地局を起動することができるという。

OAIはオープンソースであるため、ソースコードを自由に改変して利用可能。5G NRに準拠した無線通信の実現方法が全てコードとして公開されており、学習や研究の題材としても最適でるうえ、ソースコードをカスタマイズすることで実無線機を用いた概念実証までの期間を短縮できる。

OAIBOXの製品ラインナップ

OAIBOXの製品ラインナップ

製品ラインナップとして OAIBOX 40 / OAIBOX MAX / OAIBOX O-RAN の3種類を用意している。

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