FLARE SYSTEMS(フレアシステムズ)は2024年6月5日、BWAに対応したソフトウェア基地局の実証システムを開発したと発表した。同システムにより、現在LTEで運用している地域BWAシステムを段階的に5Gに対応していくことが可能になる。
本システムを活用したマイグレーションのイメージ
地域BWAは、これまでまちづくりを主体とした地域利用の免許として活用が進展しており、110事業者6700局の免許が交付されている(2023年11月時点)。BWAの5G化(BWA 5GNR)は、2020年夏に制度整備が完了しており、すでに可能となっているが、端末・基地局の対応やコストの観点から、現状のLTEから5Gへの移行は十分に進んでいない。
FLARE SYSTEMSが開発したソフトウェア基地局の実証システムは、BWAに対応し、LTEと5Gをソフトウェアで切り替えて運用することができる。同システムを活用することにより、地域BWAの5Gへのマイグレーションを実現することが可能。地域BWAを利用中のCATV事業者、自治体の5Gへの移行実証を支援するとしている(参考記事:CATVの「地域5G」とは? “第5”のモバイルキャリアが近々登場|BUSINESS NETWORK)。