KDDIは2012年3月21日、PBX機能をクラウドサービスで提供する「KDDI 仮想PBXサービス」を発表した。主に大企業をターゲットに6月から提供を始める予定。
同サービスでは、ユーザー企業毎の専用設備を利用したプライベート型クラウドでPBX機能を提供。電話機の台数増減や番号管理などの運用保守もKDDIにアウトソースでき、このためPBXの導入にかかわる初期コストと維持・管理コストが不要になるという。また、「KDDI ビジネスコールダイレクト」と併用することで、定額料金でauの携帯電話およびスマートフォンをを内線電話機として活用することもできる。
参考料金は、1拠点で内線1000台を利用した場合で、1ID当たり月額2800円。なお、利用にはKDDIの固定電話サービス「KDDI 光ダイレクト」もしくは「KDDI 光ダイレクト over Wide Area Virtual Switch」の導入が必要で、その料金も別途かかる。KDDIが従来提供していたセントレックス型PBXサービスとは異なり、PBX接続用のデータ回線は必要ない。
サービスイメージ図 |