ICT総研は2012年3月7日、次世代高速モバイルデータ通信サービスの実測調査結果を発表した。調査対象となったのは、ソフトバンクモバイルのAXGP(TD-LTE)「SoftBank 4G」、UQコミュニケーションズの「UQ WiMAX」、NTTドコモのLTE「Xi」、イー・アクセスのDC-HSDPA「EMOBILE G4」の4サービスだ。
これによると、下りのデータ通信速度が最速だったのは、サービス開始から間もないソフトバンクのSoftBank 4G。東名阪の平均値は昼間が8.55Mbps、夜間が5.29Mbpsと、いずれも他社の倍以上の速度だった。都心の駅ホーム上では25Mbps以上の速度が出ることもあったという。東名阪全体での2位は、昼間がUQコミュニケーションズのUQ WiMAX(3.90Mbps)、夜間がNTTドコモのXi(2.07Mbps)となっている。
また、上りについてもSoftBank 4Gが東名阪全体での1位となっている。ただし、下りほど他社との差はなく、UQ WiMAXとかなり拮抗している。