シャープ子会社であるAIoTクラウドは2024年3月29日、工場設備のメーターなどをカメラで撮影し、AIで読み取ることで点検業務を効率化する「WIZIoT(ウィジオ)遠隔監視サービス」について、新たに「ランプ読取」機能を追加すると発表した。
主なアップデート機能は下記の通り。
1.設備のランプをカメラで撮影、AIが色を認識し、異常判定時に自動でメール通知
設備の稼働状況を示すランプを、固定カメラで定期的に撮影し、クラウド上のAIがランプの色を認識。事前の設定に基づいて稼働状況(正常/異常)を判定し、その結果を自動で点検台帳に記録する。点検台帳は、オフィスなどのPCのブラウザで確認できるため、巡回による点検業務を削減できるという。
さらに異常時には、予め設定した管理者や利用者へ直ちにメールで通知。メールに記載されたURLをクリックすると、Web管理画面の対象箇所にリンクし、異常が発生している対象箇所のランプの画像をブラウザ上で確認できるため、すばやく状況を把握・対処することができるという。
2.固定カメラ1台でメーターとランプを組み合わせて読取可能
1台の固定カメラでメーター、ランプを合わせて4個まで同時に撮影して、それぞれを読み取ることができるという。カメラのコストを削減できリーズナブルに導入できるとしている。
サービス利用料金は、固定カメラ利用プランが月額2300円/カメラ1台。スマホカメラ利用プランが月額600円/カメラ1台(いずれも税別)。ほかに初期費用が3万円必要。