IOWN APNで分散型データセンターを相互接続 NTTとNTT ComがOFC2024で実証デモ

NTTとNTT Comは、IOWN APNを活用し、マルチベンダー環境で分散型データセンターを相互接続する技術を開発した。光ネットワーク技術の世界最大級の国際会議「OFC2024」で実証デモを行う。“光のまま”データセンターを相互接続できるため、低遅延化・省電力化が期待される。

NTTとNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2024年3月26日に記者説明会を開催し、マルチベンダー環境で400Gbps/800Gbpsでのデータセンター相互接続(DCI)を可能にする技術を開発したと発表した。光ネットワーク技術の世界最大級の国際会議「OFC2024」で動態展示を実施する。

生成AIの進展などにより、需要が急拡大しているデータセンター(DC)。IDC Japanによると、2022年の国内DCサービス市場規模は、2兆円を超えた。2021年~2026年のCAGR(年間平均成長率)は12.8%で推移し、2026年には3兆2083億円に到達する。

ただ関東や関西などの大都市圏では、DCを運用するために必要な電力や土地を確保するのが難しくなっている。そこで大都市圏に集中しているDCを、電力やインフラスペースが豊富な郊外に分散させる動きも活性化している。

そこでNTTが注力するのが、分散化したデータセンター間を光ファイバーで直接接続する「データセンターエクスチェンジ(DCX)サービス」である。DCXが実用化されれば、「遠距離に配置されたDC群を、あたかも1つのDCのように利用することが可能になる」とNTT未来ねっと研究所 トランスポートイノベーション研究部 特別研究員の曽根由明氏は説明した。

従来の伝送網には電気終端点が存在するため、消費電力が大きくなるといった課題があったが、IOWN構想の中核技術である「オールフォトニクス・ネットワーク(APN)」を活用することで、低遅延かつ省電力でDC間接続を行えるようになるという。

IOWN APNによる構成例

IOWN APNによる構成例

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