モバイルネットワークの品質等の分析を専門とするOpensignalは2024年3月15日、山手線周辺のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスに関するレポートを発表した。山手線周辺と東京、品川、渋谷、新宿、池袋、上野、秋葉原の主要駅の両方でデータを収集。電車内や駅でのユーザーの全体的な体感と5Gの体感を分析したものという。
NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのなかで、総合首位となったのはソフトバンクだ。一貫した品質、5G利用率、5Gゲーム・エクスペリエンスの3つのカテゴリで首位を獲得した。
山手線周辺で実施した調査結果の主要項目
ダウンロード・スピード・エクスペリエンスでは、auが首位を獲得。ソフトバンクとNTTドコモを約20%上回った。
楽天モバイルは、アップロード・スピード・エクスペリエンスで首位。ソフトバンクよりも約60%、auよりも約2倍速い結果となった。
また、今回の調査により、山手線周辺のオペレーターの5G利用率は、東京全体の平均よりも高いことが判明。ソフトバンクの5G利用率は28.3%で、2位のauを5分の1上回った。