米シスコシステムズ Optical Systems and Optics SVP 兼 GMのビル・ガートナー氏(左)と、
シスコシステムズ 専務執行役員 情報通信事業統括 兼 第一事業本部長の木田等理氏
――シスコはサービスプロバイダー事業の重点分野として、IPと光伝送レイヤーの統合に注力しています。国内でも、これを実現する「RON(Routed Optical Networking)」をKDDIが全国展開すると2023年秋に発表しました。どんなソリューションですか。
ガートナー 光伝送技術は、データセンター(DC)やオフィス内でルーター/スイッチに挿入するプラガブルトランシーバーとして使われる“Optics”と、シャシーベースの“Optical System”に分かれます。前者は伝送距離が短く、かつファイバー数が非常に多い場所で使われ、それ以外のDC間接続(DCI)やメトロ、ロングホールでは後者が使われてきました。
しかし、シリコンフォトニクス技術の発展により、後者の領域もプラガブルで実現できるようになってきました。2019年に買収したACACIAのコヒーレントオプティクス技術を基に開発したRONは、この新しいアーキテクチャをDCIやメトロ網へ適用するためのソリューションです。将来的には、ロングホールや海底ケーブルもターゲットにしています。
しかし、シリコンフォトニクス技術の発展により、後者の領域もプラガブルで実現できるようになってきました。2019年に買収したACACIAのコヒーレントオプティクス技術を基に開発したRONは、この新しいアーキテクチャをDCIやメトロ網へ適用するためのソリューションです。将来的には、ロングホールや海底ケーブルもターゲットにしています。