JR西日本京都SC開発が運営する商業施設「京都ポルタ」は2024年1月12日より、フリーWi-Fi サービス「KYOTO_PORTA Wi-Fi」の機能を大幅に増強すると発表した。
世界的観光都市である京都の玄関口に位置する同施設において、国内外からの来訪者が快適に利用できる通信環境を構築するため、NTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)と共同整備計画を進める。
KYOTO_PORTA Wi-Fiの特徴は下記の通り。
1)50カ所のアクセスポイントによるエリアカバーリング
Wi-Fi へのアクセスポイントを20カ所から50カ所へ、2.5倍に拡充。これにより、店舗区画の隅々まで Wi-Fi が届く環境を実現した。店舗内でのQRコード決済や飲食店のモバイルオーダーもスピーディーに行えるようになるという。
2)Wi-Fi 専用光回線の敷設
Wi-Fi 環境を構築する光回線には、通信速度やネットワークの安定性に優れた IPv6 IPoE 方式を導入。バックホール回線には10Gbpsの光回線を導入し、さらに冗長構成とすることで可用性の向上を図っているという。
3)災害時におけるフリーWi-Fi の提供
KYOTO_PORTA Wi-Fi は、NTTBP が提供する「災害モード」機能に対応しており、万が一災害時や携帯電話の通信障害などがあった際でも、京都ポルタ館内では Wi-Fi 利用が可能だ。
4)Wi-Fi 接続設定時の多言語対応(7カ国語)
海外からの来訪者が容易に KYOTO_PORTA Wi-Fi 利用できるよう、英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、タイ語での設定画面を提供する。
5)自動でつながるフリーWi-Fi アプリ「Japan Wi-Fi auto-connect」に対応
NTTBP が提供する Japan Wi-Fi auto-connect アプリをインストールすることで、京都ポルタをはじめ、全国の自治体、公共交通機関、商業施設、観光拠点等で整備されているフリーWi-Fi に自動で接続可能。16言語に対応しているほか、なりすまし Wi-Fi などを検知し遮断する機能も備える。
6)「WESPO」および 「WESTER」との連携
ポルタカードアプリ「WESPO」および JR 西日本グループ共通ポイントサービスアプリ「WESTER」に限り、通信機器の設定画面から Wi-Fi をON にし、KYOTO_PORTA(SSID)を選択するだけで、Wi-Fi の利用登録がなくてもシームレスにアプリを利用できる。