ソラコムは2023年12月26日、無料のIoTシステムの開発手順書「IoT DIYレシピ」をリニューアルした。
IoT DIYレシピは、具体的な用途を想定し、必要な機材や具体的な開発手順を解説する無料のIoTシステムの開発手順書。2020年2月のサイト開設以来、初心者向けの学習教材として活用されているという。
今回のリニューアルでは、ユーザーからのアクセスが多い初心者向けのコンテンツ「IoT体験」や、注目が集まる「AIや機械学習を用いたIoT」のレシピをまとめている。「課題から探す」レシピ一覧では、「機器やPLCの遠隔操作」、「カメラによる遠隔地の見守り」、「屋外における位置測位」、「センサーによる設備の遠隔監視」、「オフィスの環境改善」といった、すぐにビジネスシーンに導入できる用途別のビジネス向けレシピを提供する。
「IoT DIYレシピ」画面
同社のIoTデバイス通販サイト「SORACOM IoT ストア」で取り扱うカメラや、通信ゲートウェイ、通信機能付きセンサーユニットやGPSトラッカーなどのデバイスからも、レシピを検索できるようにしている。
主なレシピには、キーエンスや三菱電機のPLCの安全な遠隔メンテナンス(参考記事:ソラコムがキーエンス製PLC「KV-8000」を遠隔監視できる IoT化の手順書を無償公開|BUSINESS NETWORK)、センサーでCO2と温湿度を計測して行う換気管理(参考記事:ソラコム、換気の目安に使える「CO2センサースターターキット」の提供開始 IoT入門者にも最適|BUSINESS NETWORK)、産業用機器の予知保全サービス「Amazon Monitron」の導入方法などがある。