<特集>ローカル5Gシステム徹底比較全国初、公道にローカル5Gを整備した四日市市 システム選定では可視化を重視 

四日市市はメインストリートにローカル5Gを整備した。自動運転やロボット活用などで街の賑わいを回復する狙いがある。システム選定にあたっては通信状態や端末の接続状況などの可視化を重視した。

三重県北部に位置する四日市市は、約31万人の人口を擁する県内最大の都市だ。

今年3月、中心市街地の中央通り沿い約1.6㎞のエリアに、地元のCATV事業者 シー・ティー・ワイ(以下、CTY)がローカル5G環境を整備した。一般の人や車が行き来する公道で、広く面的にローカル5Gをカバーするのは全国でも初めてのケースだ。

中央通り沿いに設置されたローカル5G基地局

中央通り沿いに設置されたローカル5G基地局

中央通りでは、官民連携によるスマートシティ計画が進行している。

四日市市が2020年度に策定した、街づくりの基本的な指針となる新総合計画の中で、東海地域で存在感を発揮する中核都市となるための取り組みの1つとして、中心市街地の機能強化を図る「リージョン・コアYOKKAICHI」構想が明記された。

リージョン・コアYOKKAICHIでは、メインストリートである中央通りについて、約60年前に整備されて以来、初となる大規模再開発を実施するとともに、スマートシティ化を計画している。

中心市街地のエリア内には近鉄線四日市駅とJR線四日市駅があるが、両駅は約1.1km離れている。「利用者はそれぞれの駅周辺で用事を済ませてしまう。両駅の中間にある中央通りを居心地の良くすることで回遊性を高め、街全体に賑わいを起こし、地域課題の解決につなげていきたい」とCTY 取締役 ICTソリューション推進部長の安達勝也氏は話す。

シー・ティー・ワイ 取締役 ICTソリューション推進部長 安達勝也氏

シー・ティー・ワイ 取締役 ICTソリューション推進部長 安達勝也氏

四日市市では、四日市スマートリージョン・コア推進協議会を立ち上げ、中央通りのスマート化に向けて検討を重ねてきた。協議会にはCTYもメンバーとして参加しており、2022年3月、同社が提供事業者となってローカル5Gを整備することなどを盛り込んだ実行計画が策定された。

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