<特集>ローカル5Gシステム徹底比較ローカル5Gのサブスク・レンタルが続出 用途に応じて最適な選択を

各ベンダーがサブスク・レンタル型のローカル5Gを提供しているが、プラント向けのレンタルパッケージなども登場している。「共同利用」により、ローカル5Gが月額1万円で利用できる時代も到来するかもしれない。

ローカル5Gのサブスク・レンタルが続出 用途に応じて最適な選択を

Photo:triloks/iStock

社会インフラから製造、医療、ライブ会場など幅広い業界でニーズが高まっているローカル5G。矢野経済研究所によると、2030年度の国内のローカル5Gソリューションの市場規模は、2022年度比約14倍の650億円に達すると予想されている。

ただ、ローカル5Gの初期設備投資コスト(CAPEX)はコンパクトなケースでも数千万円と言われている。大規模になれば、数億円かかることも普通だ。資金力のある大企業ならまだしも、SMB(中堅・中小企業)がローカル5Gソリューションを一括で購入するのはハードルが高い。

そこで、月額料金を支払うことで利用できる「サブスクリプション型」でローカル5Gソリューションを提供するベンダーも少なくない。

NTT東日本が提供する「ギガらく5G」は、最高水準の性能・品質の製品に運用サポートも含み、月額30万円台から利用できるサブスク型のローカル5Gソリューションだ。5年で1億円とも言われた従来のローカル5Gと比べると、約5分の1の価格で利用できる。「こんなに安いとは思わなかったという声もいただいている」とNTT東日本 ビジネス開発本部 無線&IoTビジネス部 5G/IoT企画担当 担当課長の高秀誠氏は話す。

図表1 ギガらく5Gの提供料金

図表1 ギガらく5Gの提供料金

NTT東日本 ビジネス開発本部 無線&IoTビジネス部 5G/IoT企画担当 担当課長 高秀誠氏

NTT東日本 ビジネス開発本部 無線&IoTビジネス部 5G/IoT企画担当 担当課長 高秀誠氏

NECのサブスク型ローカル5Gソリューションは、ネットワーク機器から運用保守サービスまでを含めて月額100万円からだ。

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