量子通信および量子鍵配送(QKD)ソリューションを提供するQuantLRと、DWDMおよびOTN機器メーカーであるPacketLight Networksは2023年11月11日、QuantLRが提供するQKDサービスとPacketLightが提供するOTN暗号化トランスポートを統合し、量子安全暗号化ネットワークの実現に成功したと発表した。
QuantLRのQKDは量子物理学の原理を利用して、盗聴やハッキングに耐性のある機密データの伝送を安全に行うためのソリューション。PacketLightの装置は、DWDMネットワーク上で大容量、高信頼性、柔軟なデータ伝送を実現する。
発表によれば、両チームは統合ソリューションの最適なパフォーマンス、安定性、信頼性を確保するため、厳格なテストを通じて、量子通信システムと光ネットワークインフラとの互換性を検証。この統合により、既存のPacketLight対応ネットワーク上にQKDネットワークを30分以内で簡単に構築することができるとしている。