パナソニック コネクトは2023年10月16日、i-PROのコンパクトドームカメラ新機種の取り扱いを開始すると発表した。2MP(メガピクセル)解像度のモデル5機種を2023年10月から、4MP解像度モデル3機種を2024年2月から取扱いを開始する。
想定活用シーンのイメージ
新モデルは、薄さ53mmのコンパクトな筐体ながら1台で広範囲を撮影可能。AIプロセッサーとIR-LED(赤外線照明)が搭載され、カメラ単体での画像解析と昼夜問わず鮮明な映像記録を実現するという。
AIプロセッサーの搭載により物体識別精度が向上し、AIアプリケーションをカメラにインストールすることで、様々な画像解析が可能になる。例えば、指定した禁止エリアへの人や車の侵入をカメラが検知し、通報することで警備業務を効率化できる。IR-LEDは2MPモデルで最長15m、4MPモデルで最長10mの照射が可能。夜間でも被写体を鮮明に捉える。
2MPモデルの主な仕様
さらに、高解像度4MPモデルでは、2MPモデルと比べてより遠くの被写体やより小さい被写体をAIプロセッサーで認識することが可能となる。
新たなラインアップとして、ブラックモデル、4MPの高解像度モデル、バス/電車内にも設置可能な車載モデルを用意したことで、オフィス、店舗、介護施設、バス/電車内など様々なシーンで、威圧感を与えず空間と調和しながらネットワークカメラを設置・活用できるとしている。
4MPモデルの主な仕様
また、データの改ざんやなりすましを防ぐサイバーセキュリティー性能も装備。第3者機関発行の電子証明書(Global Sign)に加えて、FIPS 140-2 Level3に認定されたハードウェアを搭載し、データ保護性能を強化している。