インフォステラ、北海道の地上局で米国の地球観測衛星データ企業にホスティング提供

周回衛星向け地上アンテナシェアリングサービスを提供するインフォステラは2023年10月4日、同社が北海道大樹町に設置した地上局のサイトにおいて、地球観測衛星データを手掛ける米国・Planet Labs社に対しホスティングサービスの提供を開始したと発表した。

インフォステラの地上局

インフォステラは2022年10月に大樹町に地上局ホスティング用のサイトを開設し、高速インターネット環境、監視体制、緊急時の駆けつけ対応などの環境を整えてきた(参考記事:理経とインフォステラ、北海道大樹町に低軌道衛星用地上局2基を設置|BUSINESS NETWORK)。

Planet Labsは2010年の設立以来、地球観測衛星データを撮影し、政府・公共や気候モニタリングなど、幅広い分野にサービスを提供する企業。

インフォステラは、Planet Labsを大樹町のサイトに誘致するともに、無線局免許取得をサポートした。Planet Labsの衛星の通信仕様は従来の電波法(無線設備規則及び電波法関係審査基準)では許可されておらず、無線局免許を取得することが困難だったという。そこで総務省との協議を重ね、2023年7月末に予備免許が交付され、落成検査に合格した。そして無線局免許が交付され、2023年9月1日よりPlanet LabsのSkySat衛星コンステレーションの本格的な商用運用を開始したということだ。

引き続きインフォステラは、大樹町サイトにおいて米国の主要な宇宙事業者に向けたホスティングサービスの提供の準備を進めているという。

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