NEC、映像・音声でリアルタイムに業務を支援できるウェアラブルコンピュータ「Tele Scouter」

NECは現場業務を支援するためのウェアラブルコンピュータ「Tele Scouter」の新製品を発表した。現場作業員はハンズフリーで、リアルタイムに映像・音声で遠隔地のオペレーターとやりとりできる。また、将来的にはARへの応用も考えているという。

作業支援や顔認識ARのデモを披露

記者説明会では、2つのデモも披露された。最初のデモは、遠隔業務支援ソフトウェアを使って、保守点検作業を支援するというもの。作業員のヘッドマウント ディスプレイ上には、作業時の注意点が表示。さらに、現場から送られてきた映像をもとに、遠隔地のオペレーターが指示を与えた。

ウェアラブルコンピュータのデモ ウェアラブルコンピュータのデモ
保守点検作業支援のデモ風景。ヘッドマウントディスプレイ上には右写真のようなオペレーターからの指示映像が表示される。また、映像・音声による双方向リアルタイムコミュニケーションがハンズフリーで可能

次のデモは、将来イメージを示したものでARを活用している。顔認識エンジンとクラウド上のビッグデータを使って、出会った人のプロフィールをヘッドマウントディスプレイ上に表示するというデモだ。

顔認識ARのデモの様子
顔認識ARのデモの様子。後方中央のディスプレイ上に表示されているのが、ヘッドマウントディスプレイ装着者が見ている映像。右上に、相手のプロフィールが表示されている

Tele Scouterの価格は専用メガネフレーム付きで40万円~(税別)。また、遠隔業務支援ソフトウェアは199万円~となっている。

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