KDDIとアマゾン ウェブ サービス ジャパン（AWS Japan）は2023年9月1日、生成AIの社会実装の加速に向けて連携し、企業・自治体での活用を包括的に支援していくと発表した。

人手不足や業務効率化などの課題を抱える企業や自治体に対して、スタートアップが開発した生成AIやオープンソースの生成AIを活用するための支援と、それぞれの課題に合わせたAIソリューションを提供する。まずは2023年10月上旬を目途に、企業・自治体やスタートアップを対象に競争力のある生成AIの開発・活用の支援を開始するとしている。

本連携の概要

KDDIは、AWSプレミアティアサービスパートナーであるアイレットやその他のKDDIグループ会社とともに、AWSを活用したインフラ設計・構築・運用保守、データ活用プラットフォームを提供。アプリケーションなどのアジャイル開発も実施する。

また、KDDI ∞ Laboを通じて、企業・自治体とスタートアップのマッチングを行う。企業・自治体のそれぞれの課題に寄り添った生成AIモデルのカスタマイズ（ファインチューニング）を支援するという。

AWSは、基盤モデルやコンピューティングリソース、アプリケーションを構成するAWSサービス群といった、生成AIを活用するソリューションに必要なクラウドサービスを提供。スタートアップ支援プログラム「AWS Activate」を通じたツール、リソース、エキスパートによるサポートを行う。