月面に携帯ネットワーク構築へ、ノキアの宇宙用LTEセルが23年11月以降に打ち上げ

NASAと協力して月面での4G/LTEネットワーク展開プロジェクト「Mission Moon」を進めるノキアが2023年7月25日、その進捗状況を同社Webサイトで報告した。

ノキア・ベル研究所は、月の南極に着陸する無人探査ミッション「IM-2」のために、低消費電力でコンパクトな宇宙用4G/LTEマイクロセルを開発。このネットワークは月への旅に耐え、月面の極端な温度、放射線、環境条件下で動作するように特別に設計されているという。

ノキアのアンテナを伸ばした月面探査機MAPP(Mobile Autonomous Prospecting Platform)のイメージ図

ノキアのアンテナを伸ばした月面探査機MAPP(Mobile Autonomous Prospecting Platform)のイメージ図(出典:Intuitive MachinesおよびNokia Bell Labs)

月面4G/LTEシステムは、2つの主要コンポーネントで構成される。

1つは基地局ユニットで、ノキアが提携するIntuitive Machines社の宇宙船Nova-C着陸機に直接組み込まれ、月面ネットワークのセルサイトとして機能する。

もう1つのコンポーネントは、2台の月面車に搭載される無線機器だ。これらの無線コンポーネントは、月面車と着陸船が互いに通信できるネットワークを形成する。着陸船は地球との間で直接無線接続を行い、これをホームリンクとして、ミッション・コントローラーがセルラーネットワークを介してデータと画像を受信し、車両を遠隔操作する。

Intuitive Machines社のMicro-Novaホッパーが月面を飛行するイメージ図

Intuitive Machines社のMicro-Novaホッパーが月面を飛行するイメージ図(出典:Intuitive Machines)

IM-2ミッションは、米フロリダ州のNASAケネディ宇宙センターから打ち上げられる。2023年11月から3カ月の間に打ち上げ予定だが、スケジュールによってはその期間がずれる可能性もあるという。

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