NTT東日本は2023年6月21日、企業向けマネージドLANサービス「おまかせITマネージャー」を今月29日より販売開始すると発表した。
同サービスは、「おまかせLAN構築プラン」と「おまかせ監視サポートプラン」の2つのプランからなる。
サービスイメージ
おまかせLAN構築プランは、顧客の業務に合わせて、相談しながらLAN設計から構築までを行う。LAN配線1本の敷設からでも申し込み可能だ。構築後の図面は顧客へ提供するとともに、NTT東日本のサーバーにて保管する。これにより、以降のLAN増設時は電話やWebフォーム等からスピーディに工事申し込みを行える。また増設のたびに図面が最新化される。
おまかせ監視サポートプランは、ルーターやWi-Fiアクセスポイント等のネットワーク機器をリモートから監視し、トラブルの予兆検知・通知や改善提案等を行う。トラブル時にはリモートでネットワークの切り分けを行い、対処策を提案。顧客の業務が停止する等の監視対象機器に起因するトラブル時には、原因や対処策を報告し、顧客の社内説明をサポートする。サポートセンタは365日9時~21時まで電話での問い合わせが可能だ。
両プランに共通する機能として、企業・拠点単位でLAN環境を管理する専用のダッシュボードを提供する。
ダッシュボード上では構築後の図面を提供し、最新の図面をいつでも閲覧することができる。また、拠点ごとのネットワーク通信量、利用端末数・利用アプリケーション等を可視化。トラブル予兆の通知、ネットワーク機器の簡易な設定変更や問い合わせ機能等も提供する。
料金は、おまかせLAN構築が個別見積もり、おまかせ監視差サポートが1拠点につき月額3850円(税込)。オプションとして、ネットワーク環境のトラブル事象が解決しない場合の現地切り分け、調査支援といった復旧支援オンサイトが1回あたり7万1500円(税込)となっている。
NTT東日本では、自社ブランドでのサービスの提供を希望するパートナー企業向けに、同サービスをOEMで提供する。
また今後の展開として、おまかせLAN構築プランでは、提供エリアや構築メニューを順次追加。おまかせ監視サポートプランでは、有線・無線を問わず、様々なアクセスサービスを含めたネットワーク環境やデバイス環境を監視対象として拡大する予定だ。