「この第一歩を成功させないと次の展開がない」
日本初のWindows PhoneとなったIS12Tを開発したのは、事業統合により昨年誕生した富士通東芝モバイルコミュニケーションズだ。同社の大谷信雄社長によれば、IS12Tは「富士通と東芝の両社の技術陣が初めて本格的に一緒になって作った商品」だという。
IS12Tの特徴は、まず防水・防塵。防水はIPX5/IPX8、防塵はIPX5Xに対応している。横幅を59ミリに抑えるなど、「日本人の手になじむサイズ」(大谷社長)にもこだわったという。重さは約113g。カメラは1320万画素で富士通独自の「Milbeaut Mobileエンジン」を搭載し、「ハイビジョン動画も含めて、大変きれいに撮影できる」とのこと。さらに、内蔵メモリは32GB、電話の声を聞きやすくする「スーパーはっきりボイス3」などを備える。
また、カラーバリエーションはシトラス、マゼンタ、ブラックの3種類で、「ヨーロッパのステーショナリーをイメージした」という。
(左から)富士通東芝モバイルコミュニケーションズ 代表取締役社長 大谷信雄氏、KDDI 代表取締役社長 田中孝司氏、日本マイクロソフト 代表執行役社長 樋口泰行氏 |
言うまでもなく、スマートフォン市場ではもう後がないマイクロソフト。「この第一歩を成功させないと次の展開がない、というくらいの意気込みでやっていく」と樋口社長は語ったが、IS12Tは9月以降の発売予定となっている。