パナソニックが2眼マルチセンサーカメラ発売、1台で2画角撮影

パナソニック コネクトは2023年5月30日、屋外用の「2眼マルチセンサーカメラ」の取扱いを開始した。

i-PROの独立した2つのカメラユニットを1台に搭載したもので、各カメラユニットは独立して方向調整が可能。従来2台のカメラ設置が必要な場所でも1台のカメラで撮影できるため、省スペース化や設置工数の削減を図りつつ広範囲の監視を実現する。

屋外用の2眼マルチセンサーカメラ

屋外用の2眼マルチセンサーカメラ

通常のカメラを2台使うシステム構成よりもコストを約30%抑えて設置することが可能。現場に設置するカメラの台数を削減できるほか、LANケーブルの配線が1本で済むため複雑になりがちな配線をすっきりさせ、設置工数の削減にも貢献する。

ラインナップは、AIプロセッサー搭載の「Sシリーズ」2機種(8MP解像度、4MP解像度)と、AIプロセッサー非搭載のエントリーモデル「Uシリーズ」1機種(4MP解像度)の3機種。

Sシリーズの2機種は、最大4つのAIアプリケーションをカメラにインストールすることで、画像解析カメラとして監視・防犯の強化や業務効率化などに活用できる。例えば、AI動体検知アプリケーションを用いて人や車の侵入を検知し、監視・防犯の強化に利用できる。

2眼マルチセンサーカメラの利用イメージ

2眼マルチセンサーカメラの利用イメージ

また、4MPと8MP解像度をラインナップしているため細部の撮影にも適する。例えば工場の現場では、1つのカメラユニットで生産ライン全体を撮影しながら、もう1つのカメラユニットで作業中の従業員の安全を見守るなど、1台で複数の用途に活用することが可能だ。

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