IDC Japanは2011年7月11日、国内1943社の情報システム部門のトップ(CIOまたはそれに準ずる人)を対象に実施したIT投資動向調査の結果を発表した。
これによると、2011年度のIT投資を前年度比で「減少させる」とする企業は23.8%で、「増加させる」の12.7%を上回った。ただ、これは東日本大震災の発生が大きく影響しており、中期的には企業のIT投資マインドは下げ止まりつつあるという。
震災の影響によって企業の意識が高まった項目としては、「リスク管理の強化」「バックアップセンターの強化」「情報システムの省エネルギー化」がトップ3となった。また、「スマートフォン利用の拡大」「テレワーク、在宅勤務の拡大」も上位に挙がっている。